2022/01/20

焚き火で汚れたクッカー類をきれいにする方法

焚き火で真っ黒になったクッカー類。

今回はこの汚れを落としてみたいと思います。


まずは汚れの確認

こちらはお湯を沸かすことが多いチタンのクッカー。

下に行くほど汚れがひどく、底は汚れがこびりついています。これはかなりの重症です。この汚れが落ちるならどんな汚れも落とせそうと思うぐらいひどいです。果たして落とせるでしょうか?




続いてステンレスのフライパン。
こちらは汚れがそれほどでもないですが、内側に焦げ付きがあります。
微妙に汚れているのとステンレスで鏡面になっているため、汚れがちょっとでもすごく気になります。




汚れ落としに必要なもの

汚れ落としについて調べてみると、重曹やクエン酸がよいとのこと。

そこで100円ショップで両方買ってきました。どちらも100円(税別)でした。量は重曹の方が少し多いです。

重曹:360g
クエン酸:210g

重曹の方がお買い得感ありますが、アルミには重曹を使ってはいけないということです。アルミのクッカーは多いと思いますので注意が必要です。
アルミのクッカーがあるなら重曹ではなくクエン酸のみを用意したほうが間違えなくて良いですね。


重曹かクエン酸以外に汚れを落とすクッカーが入る鍋が必要です。
鍋に水で溶かした重曹やクエン酸を入れ、そこにクッカーを入れて沸騰させます。
最後に汚れを落とすためのスポンジが必要です。

必要なもの

  • 重曹orクエン酸
  • スポンジ

今回はアルミの鍋を使うのでクエン酸を使うことにします。

汚れ落とし

さっそくやってみましょう。

鍋に水を入れ、クエン酸を入れます。
クエン酸を水1リットル当たり、大さじ3杯程度入れます。
その中にクッカーを入れて火をつけ沸騰させます。
沸騰したら中火~弱火にしてコトコト煮込み沸騰した状態を維持します。


クッカー全体が水につかるようにしないといけないのですが、半分はみ出ています。下側にはステンレスのフライパンも入れてあります。
クッカーは底が一番汚れがひどいので縦にしてみました。

水が徐々に茶色になってきました。
汚れが落ちていそうですね。
10分ほどたちましたら火を止め、30分程度そのまま浸けておきます。

30分たちましたら、スポンジなどでこすって汚れを落とします。
今回は家にあったメラミンスポンジを使用しました。
スポンジは何でもよいと思いますが、スポンジが黒くなるので使い捨てできるメラミンスポンジが良いと思います。

フライパンの焦げ付きは見事にきれいになりました!
これはかなり気持ちいい(^^♪

つづいて、クッカーの蓋もきれいになりました。

クッカー本体の方はというと・・・

側面は水に浸かっていたところはほぼきれいになりました。
こうしてみると差が一目瞭然ですね。

あんなにこびりついていた底の汚れもこのとおりです!


ついでに予定していなかったアルミの蓋も鍋に入れてきれいにしてみました。
スポンジで汚れを半分だけ落とした状態です。
違いは一目瞭然ですね。
この後、ちゃんと全体をきれいにしました。

まとめ

このように簡単に汚れを落とすことができました。かなりの効果です。
今回新たに用意して使ったのはクエン酸のみです。スポンジは家にあるものを使用しました。
100円ショップでクエン酸を買ってくるだけでこれだけきれいになりました。
手間は多少かかりますが、お金はほとんどかかりませんので気軽にできますね。

やはり汚れが少ないフライパンの方が楽に汚れが落とせましたので、よごれがひどくなる前にきれいにしてあげる方が、トータルで手間がかからずよさそうです。

反省点は、大きい鍋が必要だったこと。
クッカー全体が浸けられるぐらいの大きい鍋が必要です。
あと、メラミンスポンジは汚れをこすっているとどんどん小さくなっていくので大き目のものを用意するか複数個用意しておいた方が良いです。
小さめのものがたくさんあった方が作業しやすそうでした。


2021/11/19

お気に入りテント紹介 TC素材のワンポールテントでサイドフラップ付き

 今回は、最近のお気に入りのテントを紹介します。レビューがほとんどなくあまり知られていないですが、非常におすすめのテントです。

テント概要

ポリコットン素材のソロ用のワンポールテントです。
サイドフラップ(前室)も付いています。
有名なものですとバンドックのソロティピー1TCがありますが、それよりもなんと1万円程度安いです。コスパは最高だと思います。

メーカーは山善。キャンパーズコレクションというブランドで販売しています。安いイメージがありますが、品質はしっかりしています。国内の会社ですので、中国製の良く知らないメーカーの製品よりもサポートも期待でき安心して購入できます。

サイズはソロティピー1と全く同じで、ソロキャンプ用です。

底面積が240cm x 240cmで、高さが150cmです。

ハーフサイズのインナーも付属しています。

嬉しいことに、サイドフラップ用のポールもしっかり付属です。

これだけでテントを張れますが、ペグはいいものを別途用意したほうがよいですね。ペグハンマーもプラスチックのものが付いていますが、ちゃんとしたものがあった方が良いです。(石で打ち込めばなくてもなんとかなりますけどね。)

設営

設営は非常に簡単です。
テントを広げて、4隅をペグダウンして、ポールで立ち上げるだけです。
サイドフラップを使う場合には、もう1本のポールで立ち上げてロープでペグダウンします。
上部にベンチレーションが2か所付いていますので開いて固定して完成です。
急がないで設営しても10分程度でできてしまいます。

風が強い場合には、念のため、追加で4本の張り縄をした方が良いです。

使い勝手



サイズが240cm x 240cmでソロにはちょうど良いサイズです。
大きすぎると設営・撤収が大変になりますし、濡れた時の乾燥もたいへんです。このサイズですと気軽に使うことができます。
濡れた時も適当に丸めてビニール袋に入れて持ち帰ることができます。

収納サイズも58cm x 18cmと非常にコンパクトです。

インナーはハーフサイズですので、インナーを取り付けた状態でも椅子やテーブルをテント内に置くことができます。
ポリコットンですが、多少撥水加工はされているようですので小雨程度では問題ありませんでした。
サイドフラップが付いているため雨の日でもタープ不要で過ごすことができます。
ポリコットンですのでフラップの下でも焚き火を楽しむことができます。

室内はソロ用ですので広くはありません。ローコットをちょうどおけるぐらいです。身長が高い方はシュラフがテントについてしまうかもしれません。私の場合(174cm)は、ぎりぎりセーフという感じでした。コットを使わないなら余裕ができますね。

テーブルとイスも低めが良いです。このテントに似合いますし。


二股化

ワンポールテントですが、二股ポールを使用するとセンターのポールがなくなり快適になります。
試しにバンドックのソロティピー1向けの二股ポールを入れてみました。サイズはびったりです。広くなりましたので、ぎりぎりハイコットを入れることができました。
快適さが違います。二股化はやるべきですね。

別に用意したポール2本で前側も二股にしてみました。
こちらも中央にあったポールの位置に焚き火台を置いて焚き火ができるので良いですね。景色を遮るポールもなくなり視界が広くなった感じがします。出入りもしやすくなりました。

ソロティピー1との違い

BUNDOKのソロティピー1TCとの違いですが、
・後ろ側は開け閉めできない
・スカートがない
・収納サイズがちょっと長い(多分、ポールの分割数の違い)
程度です。
私の場合、夏にはタープがメインになり、使わないので後ろが開かなくてもかまいません。
コットを置いて使うことを考えると後ろから出入りはしないので良いですが、冬に風の強い日にはスカートが欲しくなりますね。1万円プラスでスカート付きを買うかということになりますね。
あと、BUNDOKには別な色もありますね。

まとめ

気軽に使えて、おしゃれで無骨でもあり、さらにコスパも最高です。非常にお気に入りのテントになりました。

ポリコットンでワンポール、サイドフラップ付きと文句ない作りです。

なぜかあまり知られていないようです。良いテントですので気になる方は以下からチェックしてみてください。

2021/11/19現在、期間限定セール中とのことです。


二股ポールはこちらを使用しました。アルミで比較的軽量にできています。強度も問題ありませんでした。
ソロティピー1用ですが、サイズはピッタリでした。

2021/11/12

ペグについてのあれこれ これでペグ選びに困りません

 今回は、ペグについてあれこれ話します。色々な形、材質のものがありますが、どれを買えば良いか悩みますよね?これを読めばどんなものを使えばよいかわかるようになります。


分類

色々な分類が可能ですが、以下がわかればそのペグの特徴がわかります。

  • 形状
  • 材質
  • 長さ

などがあります。

以下、それぞれについて詳しくみていきましょう。

形状

形状、簡単に言えば”かたち”です。形状によって用途や強度が異なっています。

標準型

一番使われるのがこのタイプです。呼び方が特になさそうですのでここでは標準型と呼ばせていただきます。エリッゼステークやソリッドステークが有名です。汎用的で様々なところで使うことができます。形状的にも丈夫です。その反面、ほかの形状に比べると重いという欠点があります。テントに付属のものもこのタイプが多いです。

このタイプのものでしっかりしたものがあれば大抵のケースでは十分でしょう。

Y字

アルミでできているものが多く軽量です。
断面がY字型になっています。Y字型にすることで金属を減らして軽量にしつつ強度を保つようにしています。しかしながら石がごろごろ埋まっているような地面では曲がってしまいます。
軽量ですので、電車移動、登山など、持ち歩くときに利用されます。

U字

雪や砂地で使うものです。表面積が広いため摩擦で抜けにくくなります。特殊な状況でない限り必要はありません。

アンカー型

これはウッドデッキなどに固定する際に使うものです。ウッドデッキの木の隙間に挟んでひっかけて使います。それ以外の用途はあまりないでしょう。

それ以外にも特殊なペグがありますが、使用頻度が低いためここでは割愛させていただきます。

材質

ペグが何でできているかは大きな違いです。材質でペグの丈夫さが異なります。
地面の硬さで使えるものが変わってきます。どこで使うかで材質を選ぶと良いでしょう。

プラスチック

テントにときどき付属されています。黄色いものが多いです。
軽いというメリットはありますが、強度がないため、このペグしかない場合にしか使わないでしょう。
テントを購入して、プラスチックのペグしかない場合には、別途ちゃんとしたペグを購入しましょう。
自分で購入することも使うこともない材質です。

鉄(スチール)

強度があり安価な材質です。ペグを購入したいが価格はおさえたい場合はこの材質のものになるでしょう。最初に購入してみるのにおすすめです。
丈夫で長持ちしますが、錆びるのが欠点でしょう。錆びてもすぐに使えなくなるわけではないので、錆びを気にせず使っても問題ありません。
なんといっても一番のデメリットは重いということです。車移動であれば問題ありませんが、徒歩移動では重さが欠点となります。

アルミ

なんといっても軽さが一番の特徴でしょう。
あとは錆びにくいです。
他(プラスチックは論外)に比べると柔らかい金属のため硬い地面では使えないことがあります。
河原などの石が多いところでは曲がってしまいます。
持ち運びするには軽量ですので、この材質が一番でしょう。

ステンレス

鉄よりやや軽くて丈夫です。また、錆びにくいです。
鉄と同じ重さ・大きさで、より丈夫なものとなります。ほぼ曲がることはないでしょう。
鉄より価格は高価になります。

チタン

一番高価ですが、一番欠点が少ない材質です。
鉄やステンレスよりも丈夫なため、同じ強度ならより細くすることができて、その分、軽量化できます。そのため、鉄、ステンレスより細いものが多いです。
また、ほとんど錆びません。
チタンのものを購入すれば一生使えるかもしれません。それぐらい長持ちします。
唯一の欠点は価格が高くなることですね。

長さ

長さもペグを選ぶ上で重要な要素です。
短いもの(20cm以下)、中間(25cm前後)、長いもの(30cm以上)にわけて説明します。

長いもの(30cm以上)は抜けにくく風が強い日にも安心です。
特に風の影響を受けやすいタープに使います。大型のテントも長いものが良いでしょう。

逆に短いもの(20cm以下)は軽量ですが、抜けやすくなります。風が強い日だけでなく、地面が柔らかいところでも注意が必要です。小型のテントなどに使います。アルミのものは軽量化のため短いものが多いです。

中間の25cm程度のものが一番バランスが良いでしょう。私もテントを地面に固定する際には、24cmか25cmのものを使っています。

強風のときや風の影響を受けやすいタープを張るときには30cmのものを使うようにしています。ガイロープを固定する際も30cmを使うことが多いです。
必要に応じて長さの異なるペグを使い分けると玄人ぽくみられるかもしれません(^^♪

おすすめのペグは?

じゃあ何を買えばよいのかというと、

長さは24~25cm、形状は標準型であれば大抵の場合、大丈夫でしょう。
材質は、
 金額を気にしなければ・・・
  チタンがおすすめ
 軽さを重視するなら・・・
  アルミのY字ペグ
 安くすませるなら・・・
  鉄のペグ
となります。

30cmのものがあれば25cmのものは要らないのでは?
その通りです。25cmを使う場面では30cmでも何の問題もなく使えます。
なぜ25cmのものを使うかというと、30cmは奥まで打ち込むのが大変だからです。抜くときも大変ですね。5cmの差で結構違います。

あとは、見た目(^^♪

私が気に入って使っているのはこちら。なんせ見た目がかっこいいから。ペグといえども道具ですので、気に入るかが重要。見た目にもこだわりたいですね。
ステンレスで30cmのものになります。これがあればどんなところでも大丈夫です。

これ以外では、ソロ用テントの場合に24、25cmのチタンのものを使っています。ステンレス30cmのものの約半分の重さです。
こちらやこちらを使っています。


以上、ペグのお話しでした。

2021/11/10

キャンプ時の気温は把握しておきましょう

今回は、「キャンプ時の気温」についてお話します。最後におすすめの温度計を紹介します。


なぜ気温?

みなさんはキャンプに行くときに天気予報みますか?
もちろん、キャンプ当日の天気予報を調べると思います。
晴れるのか、雨は降るのかも重要ですが、気温も大切な情報になります。

夏であれば最高気温、冬であれば最低気温は調べて、キャンプ中の洋服などを選んでいると思います。

夏は炎天下においては40℃近くの気温になり、熱中症対策が必要になりますし、冬は寝ている間に気温が一番下がりますので、寒くて目が覚める、あるいは寒くて眠れないということがありえます。

家とは異なり、キャンプでは気温変化がそのまま暑さや寒さに影響しますので温度は把握しておくに越したことはないです。
(テントの中で暖房をつけたまま眠ることはお勧めできません。)

天気予報の最高気温、最低気温が当たれば温度計は不要だと思いますが、あくまでも予報ですので、思ったより暑い、寒いといったことはよくあります。

また、キャンプ地は街からはなれていることも多く、その場合、天気予報よりも気温が低くなることは普通に起こります。

したがって、現地で現在どれぐらいの気温かを把握できると便利です。
天気予報との差をみて今後どれぐらい変化しそうかを想定できると、温度変化に備えることが可能となります。
例えば、予報が10℃で現在5℃の場合、ここは予報より5℃低く見ておいた方がよいなという具合です。

温度計について

前置きが長くなりましたが、そのために必要なのが”温度計”。

夏であれば、起きているときの気温がわかればよいのでどんな温度計でもOKです。むしろ熱中症対策としては、湿度計も付いているものが良いでしょう。

一方、冬は寝ている間に最低気温になりますので、朝起きた時に「寝ていて寒かったな、何度まで下がったんだろう?」など思ったときに最低気温がわかると便利です。

そのためには、過去の気温の履歴を保存してくれる温度計が必要となります。

以上をまとめるとキャンプで使う温度計に求める機能は次の2点になります。

  • 最高気温、最低気温がわかること
  • 湿度計もあった方がよい

どんなものが良いのか?

例えば、このようなもの。
YouTubeのキャンプ動画などでよく見かけます。私も長くこの温度計を使っていました。

キャンプで役に立つ機能としては大きく2つあります。
  1. 最高、最低気温になった、温度とその時間が記録されます。
  2. 外付けセンサーが付属しているのでテントの中と外の2か所の気温が同時にわかる。
1は朝に起きて、何時に最低気温何度になったかがわかります。
2はテントの中と外でどれぐらい温度差があるのかがわかります。

非常に便利ですが、残念なのが湿度計が付いていないことでした。
また、残念ながら現在は販売終了しているようです。

現在は買い換えて、使っているものはこちらとなります。

こちらは上記条件を満たしているものになります。
Bluetoothでスマホと通信することができて、何時に何度だったかがスマホで知ることができます。これは非常に便利です。
スマホでの画面はこのようなものです。

これだと最低気温はもちろん、何時ぐらいから気温が下がり始めたかもわかります。同様に湿度もグラフで把握できます。

唯一残念なのが時計機能がないこと。これは腕時計やスマホをみれば済むのですが、置時計としてあると便利ですのでちょっと残念です。

まとめ

このように温度計によって気温を知っておくことで、このキャンプ場では天気予報より5℃低くなるなとかわかりますし、
天気予報が外れても正確な気温がわかりますので、熱中症対策も可能となりますし、寝る前の寒さへの備えも可能になります。
経験を積んでいくと何度だとどれぐらいの装備が必要か、十分かがわかるようになりますし、想定外に天気予報が外れることもありますので、その際の対応に備えることもできるようになってきます。
場合によっては、命に係わる危険もありますので、ぜひキャンプには温度計を持って行って、気温を把握するようにしましょう。

参考までに、
私が使っている温度計はこちら。

2021/11/06

100均の灰皿でアルコールストーブを作る

今回は100均の携帯灰皿でアルコールストーブを作ってみます。

アルコールストーブとは

ストーブと名前についていますが、暖房器具ではなくコンロ(調理器具)のことです。燃料はアルコールを使用します。ドラックストアなどで燃料用アルコールとして売っています。
コンパクトで携帯に向いており、アルミなどで作成され軽量です。アルストと略して呼ばれることもあります。
軽量・コンパクトなことと、高地でも使用可能なため、登山などで使われることがあります。キャンプでも軽量化したい場合に有効です。

材料について

材料として必要なものは、携帯灰皿とアルミ缶のみ。
携帯灰皿は100均のものでOK。
アルミ缶はジュースの空き缶でOK。
実質100円ですね(^^♪
その他必要な道具などは最後にまとめていますのでご確認ください。

100均の携帯灰皿を利用

こちらがダイソーの携帯灰皿。もちろんダイソーで100円(消費税別)でした。ダイソー以外でも同様のものが売っていますのでどれでも利用可能だと思います。
アルミでできているもののほうが加工が簡単です。できればアルミ製のものを選んでください。

作業の手順

穴あけ

ドリルで周囲に穴を開けていきます。
1つ開けてみました。簡単に開きます。
ドリルはドライバーにセットになっているような安いものでも大丈夫そうです。
ドライバーは電動だと楽ですが、電動でなくとも簡単に開けることができました。
この穴から気化したアルコールが出て炎になるため、穴の大きさで火力が変わってきます。後から小さくすることはできないため、最初は小さめの穴をあけて様子をみましょう。

とりあえず7つ開けてみました。
ふたの付け根のところは穴を開けられないので、そこに穴が来ないように均等に開けるべきでしたね💦
ふたの両脇すぐに穴が来るようにすると良いと思います。
この穴の数も火力に影響します。最初は少なめで様子をみましょう。

アルミ缶の加工

続いて、
アルミ缶を切って丸い筒状のものを作ります。
今回は、サッポロビールの缶を使いました。缶はアルミであればなんでも良いと思います。柄も中に入れてしまうので見えなくなります。
穴を開けて、そこからハサミで簡単に切ることができます。切ったところで手をケガしないように軍手などをして作業したほうが良いですね。
大きさは、ちょうど灰皿の中に納まるように。高さも合わせてください。
灰皿の中に入れて大きさを合わせながら調整するのが良いと思います。
丸く固定するのにはホチキスで止めてみました。

組み立て

組み立てというほどの工程ではないですが・・・
灰皿の中に入れてみます。
これで一応、完成です!
簡単ですね(^^♪

仕事が雑ですね・・・。
中に入れるアルミはもう少し丁寧にやった方がよかったです。
アルミ缶があればいくらでも作り直しできるのでいったん、これで良しとしましょう。

使ってみます

では、さっそく火をつけてみましょう。
燃料を入れて、火をつけます。
一気に火がつきますのでチャッカマンなどの先が長いライターでつけるとよいでしょう。
また、炎が青いため、明るいところでは炎が見えないことがあります。ついているか確認するときに手を近づけてやけどしないようにしてください。

ちゃんとつきましたね!
燃料はドラックストアで購入した燃料用アルコールです。薬局などでも売っているようです。間違えずに燃料用を買ってください。
このような見た目のものです。


お湯を沸かす

せっかくですのでお湯を沸かしてみましょう。
ちなみに写真のトレー、スタンド、カップもすべて100均で揃えました。スタンドは加工して足を折りたためるようにしてあります。


ちゃんと沸騰しました!
なかなかの火力があります。
火力の調節ができないのであしからず。
途中で消すこともできません。燃料のアルコールは何度か使ってみて、何ccで何分燃焼可能なのか把握しておく必要がありますね。

これで外でコーヒーなどいれて飲めそうです(^^♪


まとめ

今回は、ダイソーの携帯灰皿でアルコールストーブを作ってみました。思ったよりも簡単に作ることができました。
穴は少なめでもお湯を沸かすには十分な火力でした。穴を増やせばもっと短時間で沸かせるようにもできますが、短時間でアルコールが燃え尽きてしまうので、火力と燃焼時間はトレードオフですね。むしろ風防で熱が逃げないようにする方が大切だと思います。
火を扱うので注意は必要ですが簡単ですので、みなさんもチャレンジしてみてください。

今回使ったもの一覧

材料

  • ダイソー携帯灰皿
  • アルミ缶(ジュースの空き缶)

道具

  • ドリル
  • ハサミ
  • ホチキス

使用時に必要なもの

  • 燃料用アルコール(ドラックストアで購入)
  • ライター(チャッカマンのように先が長いもの)

2021/11/03

ピコグリルのスピットがずれて落ちる問題について 解決しました!

ピコグリル(パチグリル含む)のスピットですが、大変便利なのですが、鍋など上にのせているとずれてきて鍋ごと落ちることありますよね。(私だけ?)

この問題について解決できる道具がありましたので使い勝手など紹介いたします。


スピットの問題

私は何回かやらかしています。

スピットをゴトクとしてピコグリルの上にのせ、その上に網やフライパンや鍋などを置いて使っています。使っているうちにスピットが徐々にずれてきてスピットと共にその上にのせている網や鍋も落ちます。

網ごと肉が焚き火にダイブなんてことも・・・。鍋が中身ごとひっくり返ることもありました。かなりのショックです。肉なら最悪洗ってもう一度焼けば良いですが、鍋は再起不可能、大問題です!キャンプでごはん抜きは辛すぎますよね💦

スピットは、U字型で引っ掛かりのほとんどない作りになっています。

構造的にいかにも落ちそう。もちろん気を付けて、ずれてきたらいちいち直せばよいのですが・・・。

それでも落ちるときは落ちます!

特に暗くなってからは、ずれているのがわかりにくく夜は非常に危険です。

解決策

クリップなどを取り付けて引っ掛かるようにすると落ちなくはなりますが、見た目がちょっと・・・ですよね。

そこで代わりになるものないかと探していると、求めていたものずばりがありました!

それは、こちらのゴトク。


ご覧の通り、両側が曲がっています。
2個セットでした。
実際にのせてみるとこのような感じ。



ずれても引っ掛かりが両側にありますので、どちらにずれても落ちません。このゴトクは絶対に落ちませんね(^^♪
ほっ。

材質はステンレスで丈夫そう。長く使えそうです。このゴトク自体は重いものを置いても平気です。ピコグリルが耐えられるならダッチオーブンでも大丈夫な丈夫さです。

この上に鍋をのせれば安心です。やかんもフライパンもメスティンもこれで落ちることはないですね(^^♪
網も問題なく使えています。(そもそも大き目の網をのせれば落ちないんですが、持ち運びには小さい方が良いですから。)

そのかわり、串としては使えません。もともと串としては使っていなかったので問題なしです。
串として使えなくてもこちらの方が安心して使えるので良いです。串は別に用意すればよいですしね。
ちなみに100均の伸び縮みする串を使っています。マシュマロ焼き用みたいですが。ウインナーや厚切りベーコンぐらいならこれで十分です。

やろうと思えば、1つは上記のもの、もう1つは付属のスピットとして組み合わせて使うことも可能ですね。意味ないですし、多分やらないですが・・・。

重さ的には、もとのものより重くなっています。1つ88gでした。2つで176gです。大した重さではないので良しとしましょう。

ちなみに収納ケースにも一緒に入れることができました。

これで安心して調理ができます!!

これにて一件落着😃👍


購入したのは、
CAMPING MOONのA4サイズ ゴトク MTG-2F
です。
価格もリーズナブルだと思います。
ピコグリル(パチグリルも)使いにはおすすめです。